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2015年5月 5日 (火)

プリギャップ内の隠しトラックを上手に分割する

多くの人が使っているであろう、iTunes などの、音楽CD取り込みソフト。
このソフトでは、“プリギャップ”の無音が取り除かれず、前の曲の最後尾に無音部分がくっついてmp3化されたりします。
それを嫌う時は、ひと手間(ふた手間?み手間?)かけて、自分でmp3化しましょう。

もしかしたら、EACでいきなりmp3化できるのかもしれませんが、今回は、“LAME”のGUIソフト、『Lame Front-End』を使います。

途中でwave形式になる為、タグ付けがかなり面倒になる方法なので、皆さんのほうでお好みの手動を編み出してみてください。

(2017年初:更新:waveにするのは面倒なので、『xrecode II』 を使いましょう。『Lame-Front-End』などに入っている 『lame.exe』を指定します。前回ブログで作成した FLAC ファイルをドロップし、mp3に出力するだけ。)

さて、本題です。
この方法だと、単純な「無音のプレギャップ」は取り除いてくれますが、意図的に「プレギャップの中にも音が入っている」という、いわゆる“隠しトラック”が捨てられてしまう危険があります。これを救済するのは、自力。がんばって救済しましょう。

隠しファイルの例として、スキマスイッチのファーストアルバム『夏雲ノイズ』を採り上げます。

『夏雲ノイズ』の、11曲目と12曲目の間には、隠しトラックが存在します。歌詞カードでは“~overture~”と表記されています。遠くから奏でられる、ピアノの、ノスタルジックな切ない調べ。このアルバムの本体とも言えるような、心への浸透を感じます。

iTuensなどでこのアルバムを取り込むと、この曲は、11曲目『えんぴつケシゴム』にくっつきます。

これをお好みの方法で分割するには、フローの最初、EACで「cue+wave」を作った直後に、cueシートをテキストエディタで編集します。

まず、できたばかりのcueシートで、11曲目と12曲目を見てみましょう。

^^TRACK 11 AUDIO  
^^^^TITLE "えんぴつケシゴム"  
^^^^PERFORMER "スキマスイッチ"  
^^^^INDEX 00 42:19:62 ここは無音のギャップ。
^^^^INDEX 01 42:22:23 11曲目の開始点。
^^TRACK 12 AUDIO  
^^^^TITLE "奏 (かなで)"  
^^^^PERFORMER "スキマスイッチ"  
^^^^INDEX 00 46:30:63 ここから『~overture~』始まり。
^^^^INDEX 01 47:26:63 続いて『奏』の始まり。

上の『^』文字は、SPACE(空白)に読み替えてください。
12曲目のインデックス00とインデックス01が、今回の編集対象です。

★手段1:前のトラック後方にくっつける

^^TRACK 12 AUDIO  
^^^^TITLE "奏 (かなで)"
^^^^PERFORMER "スキマスイッチ"
^^^^INDEX 01 47:26:63
11曲目『えんぴつケシゴム』の最後に、『~overture~』がくっつき、11曲目が5分04秒となります。 iTunesなどの取り込みソフトはこれになります。

★手段2:このトラック前方にくっつける

^^TRACK 12 AUDIO  
^^^^TITLE "奏 (かなで)"
^^^^PERFORMER "スキマスイッチ"
^^^^INDEX 01 46:31:30
『~overture~』を12曲目『奏』にくっつける方法。11曲目が4分08秒、12曲目が6分24秒となります。overtureは『奏』の間奏アレンジの為、こちらのほうが自然な仕上がりになりますが、ピアノイントロの頭出しが一発でできなくなります。ちなみに 「46:31:30」としたのは、筆者の好み。

★手段3:隠しトラックを独立させる

^^TRACK 12 AUDIO  
^^^^TITLE "~overture~"
^^^^PERFORMER "スキマスイッチ"
^^^^INDEX 01 46:31:30
この方法が筆者のオススメ。12曲目を『~overtute~』として独立させます。約55秒の曲になります。
^^TRACK 13 AUDIO  
^^^^TITLE "奏 (かなで)"
^^^^PERFORMER "スキマスイッチ"
^^^^INDEX 01 47:26:63
そして『奏』は13曲目となり、ピアノイントロから始まります。 HAP-S1 では完璧に連続して途切れ目がありません。カーステレオのmp3再生では途切れてしまいますが、ノイズだらけの車内では許容できます。

いかがでしょうか?ちなみに Medieval CUE Splitter では、隠しトラックの可能性がある場合、ちゃんと警告してくれるので、とても助かります。しかも、「分割しますか?」と聞いてきてくれるので、[はい]を選べば、隠しトラックを独立させて分割してくれるのです。実は自力で救済しなくてもなんとかなっちゃうんですね。

自力でパソコンにて1曲1曲にタグをつけられる人なら、テキストエディタの編集は意外と簡単です。意のままに分割させたい人はお試しあれ。

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