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2015年5月 6日 (水)

ハイレゾ耳?

世間では“英語耳”という言葉がありますが、音楽的な聞き取り能力にも、順応性というか聴覚のレベルアップがあるような気がする、今日このごろの筆者なのです。

今までのオーディオ環境も、決してプアではありませんでした。CDプレイヤー「CDP-XA3ES」、アンプ「TA-FA3ES」、スピーカー「SS-G33」の組み合わせは、豊かで広がりと深みのある音を奏ででくれました。

でも、去年からのオーディオ環境「HAP-S1」と「ZENSOR 1」の組み合わせでは、前述の環境では聞こえなかった、ソリッドでキレのある、出しゃばらず上質な、奥行きの深い低音と、伸びやかで繊細な高音、シンバルの振動やウッドベースの筐体のナリまで感じさせてくれる解像感、ちっちゃなシンガーがすぐ眼の前に居るかのような不思議で目の覚めるようなボーカル、などなど、今まで聴こえなかったような世界が開けた印象なのです。

目を閉じて聴いていると、時々、ハッと驚いて目を開けてしまう事も。音だから見えるハズないのに、「なんだ今の音響は!?」と思わず無意識的・反射的に目を開けて確認したくなるのです。不思議ですね。

ただ、筆者の HAP-S1 の中には、ハイレゾ音源はあらかじめ入っているサンプル楽曲しかなく、それらの音楽ではそこまでハッとするものを感じられませんでした。好みなんですかね。

ハイレゾ音源、買おうかなー、でもCDと大して違いないからなー、自分の耳じゃ分からないレベルなんだろうなー… とぼんやり考えていると、なんと、実は既にハイレゾ環境が揃っていたではありませんか。

構成は、以下。初期型のプレイステーション3と、2年ほど前に買ったマルチアンプ「STR-DN2030」、そしてフロントスピーカーは「SS-G33」です。
音源は、最近のT-SQUAREのアルバム。通常CDとSACD音源のハイブリッドディスクになっているので、まったく同じ曲で聴き比べる事ができます。

2015050601

まずは通常CDを再生。STR-DN2030は低音域のイコライザーが低すぎる印象で、筆者の好きな70~90Hzあたりが若干細めな印象なのですが、それでもデジタルらしいキレのある音で演奏してくれます。

続いて、SACDを再生。するとなんと、微妙に、でも明らかに、音の粒というか楽器の位置が、グッとひきしまって独立感が高まるではありませんか。
ハイレゾ音源は、20KHz以上の聞こえない音を再生する事により臨場感が増す…と言われるようですが、筆者はまったく逆で、低音、特にベースの音が、くっきりと独立し、一歩前に踏み込んだような、ピントがバッチリ合っているような、そんな印象…というより聴覚的に違いを感じるのでした。
もちろん、解像感もちょびっと上がった感じで、パーカッションやハイハットなどの音色がクッキリ鮮やかに聴こえる事もトピックです。

…というか、T-SQUAREの安藤さん、SACD普及の為に、わざとそういう味付けをしてるんじゃないの?とうたがってしまうほど、微妙だけど違いは歴然です。

もっとも、これは「聴き比べたら」の話。突然鳴り出した音楽で、どちらの音源なのかを言い当てるのは不可能でしょう。

…なんて事を実験的にいろいろやりながら、スピーカー接続を交換したりしながら、聴いていると、前述のように、なんだか今まで聴いていなかったひと粒ひと粒が、通常CD音源にも関わらず、聞こえるようになっている気がするのです。

ヤバい、これでハイレゾ音源じゃなきゃ満足できないような“ハイレゾ耳”になったら、今までCDで持っている音楽もハイレゾを揃えたくなるのかも!? 足るを知ろう。と言いながらちょっとずつ買い始めてるけど…。

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