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2015年6月27日 (土)

ヘッドホン対決 MDR-1A 対 MDR-SA1000

ヘッドホンも、前回購入から10年が経過し、そろそろ新しいのが欲しいなぁ、と思っていました。そこで、評判の良さそうな、ソニー MDR-1A を購入しました。

さっそくインプレッション。最初に聴くのは、フュージョンの最高峰(と筆者が勝手に決めた) PYRAMID のセカンドアルバム 『TELEPATH 以心伝心』。まず1曲目 『La Naissance』を聴いてみます。

すると…、なんだこの低音のダラしなさは。ベース音がぼわ~んと下品に響き、まるで湯気が立ち込める風呂場のよう。価格コムのレビューでよく「低音が出過ぎる」という意見が複数見られましたが、この事? いやいや出る出ないという程度の話じゃなく、文字通り“話にならない”レベルなのですが…。

確かに、PYRAMIDの作品は、ベース音やバスドラム音がやや強調されたミキシングを意図的にしている印象ではありましたが、だからと言ってこれはヒドい。

今まで使っていた使用10年になる MDR-SA1000 に換えて聴いてみます。もちろん何の問題もなし。いま現在でAmazonレビューを見てみると「壊れる」という意見が連発していますが、10年経ってもメカ的故障も音割れもなく、下から上まで素直な音を奏でてくれるお気に入りです。ただ、ちょっと“薄味”かな、という印象なので、PYRAMID のベースくっきりサウンドでちょうど良い感じに聴こえます。とは言ってもボーカルやシンセ音にベースやパーカッションが埋もれてしまう事は無く、楽器の独立感、解像感は満足いくレベルです。

調べてみたら、両者の比較は以下の通り。

  MDR-1A MDR-SA1000
画像
発売年月 2014年10月 2004年12月
型式 密閉式 オープンエア
ドライバ口径 40mm 50mm
インピーダンス 24Ω 70Ω
再生周波数帯域 3~100,000Hz 8~80,000Hz
質量 約225g 約265g
標準価格(税抜) オープン \24,000

という訳で、この新しいヘッドホン、10年以上前の同社製品に完敗、どころか、土俵にすら登れないダメ製品!? と青ざめてしまいます。次に期待するのはただひとつ、“エージング”。日中に10時間以上ひたすらランダムに音を鳴らし、夜は電源を切ってお休み。これを1週間続けて、だいたい60時間経った頃に、再び『La Naissance』を聴いてみました。

すると、どうでしょう、風呂場の湯気のようなもわ~んとした感じやだらしなく後を引く低音は、かなり改善され、必要以上に鳴ってはいるけれども力強く締まりのあるベース音になっているではありませんか。不思議なもんですね。ピアノ、ギター、ドラムスの声も、つられてハッキリクッキリしてきた感じです。

特に低音を強めにしていない音源での鳴りかたは、かなり絶品の域に入ってきました。最近のポップスはミキシング時点からわざと限界を超えさせてビリビリ音割れしているものが多いのですが、ベース音はしっかり前に出て弦の震えまで感じられるような繊細な印象です。逆に、音割れ音源では、シンバルなどの高音系がざらついて聞き苦しい印象が目立ってしまいますが…。

更に、同梱ケーブルは短すぎて延長ケーブルを使わないと室内では使えないものだったので、数千円もする高価な本製品専用ケーブル MUC-S30UM1 を購入。けっこう太めの3メートルのケーブルに換えて聴いてみると…、あら不思議、今まで認知できなかったような小さな音が聴こえてくるのです。「気がする」だけかもしれませんが、何度も聴きこんだ音源に対して初めて発見した音があるのも事実です。じゃぁ今まで使っていたケーブルが安物だった? いやいや、数年前に買ってすぐ使わなくなった PFR-V1 の付属品なんですけど…。(あの買い物は失敗だった… 今となっては本体がどこにあるのかもわからない。)

でも、やっぱりクセのあるヘッドホンだ、という印象は第一印象の時から変わりません。音源によっては低音もビビり気味の出しゃばった音、高音もザラザラ耳障りな音、に聴こえてしまいます。MDR-SA1000が懐石料理、MDR-1Aは霜降りステーキ、といった感じでしょうか。どちらも高価なものを食べた記憶がありませんが。。。

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2015年6月 6日 (土)

Mr.Children 『REFLECTION {Naked}』発売 ~楽曲のインプレ

Mr.Children 『REFLECTION {Naked}』、FLAC化して HAP-S1で聴きました。全23曲はボリューム満点ですね。

Amazonのレビューでは絶賛・賞賛の言葉がぎっしりと並びます。あまりたくさんの人がベタ褒めすると、かえって過剰な期待や、それを通り越して懐疑的にもなってしまうのですが、筆者の耳や心にはどう聴こえるのでしょうか。

ふた通り聴いた後の、率直な感想は、「あぁ。ミスチルだなぁ。」という、安堵や懐かしさにも似た、静かな満足感、といったところでしょうか。
ド肝を抜かれるほどの衝撃も、感極まり涙するほどの感動も受けませんでした。が、間違いなくこれは名作だと言えます。きっとこれから、聴けば聴くほど愛すべき歌となっていく予感がします。

ウケ狙いの為の奇をてらった仕掛けもなく、バンドサウンドとしてのとてもプレーンな、日本のポップ・ロック。これがとても重要で、なんの抵抗もなく耳や脳、精神に沁み渡る秘訣だと感じます。

それにしても、Webで見る数々のレビューの、まるで何かに勝利したような、何かから解放されたような、不思議な共通点は、どこから来るのでしょうか。

どうやらその答えは、前作『(an imitation) blood orange』、前々作『SENSE』にあるようです。

実は筆者、前述の2枚のアルバム、買ってはいますが、聴いていないのです! なんという事でしょう。

そして数々のレビューでは、この2枚のアルバムが、言葉は悪いですが“問題作”扱いされている印象を受けます。
そこで感じたファンのモヤモヤや鬱憤が徐々に溜まっていって爆発寸前、2年7ヶ月という長いブランクも手伝って、本作で甦ったバンド・サウンド。ここに爆発的な解放感、勝利感を得たのでしょう。

確かに、この『REFLECTION』は、『深海』、『シフクノオト』で感じた、人間の内側が丸見えになったような核心、魂の痛みや脆さ、深い精神世界のようなイメージを、受け継いでいるように思えます。これは単にシャウト曲があるからとかそういう表層的な理由ではなく、この手の音楽を愛する人たちの本質的な快楽や安堵に見事にハマっているような気がするのです。

ある記事では、{Naked} と {Drip} の曲数や提供の方法について、櫻井さんが「僕の悪意」という表現を使っています。真の意味はさておき、そのキーワードだけで、なんだか不思議な納得感を得てしまいました。ただ、それなら {Naked} の売り切れは、やっちゃいけない事ですね。

恐る恐る前作・前々作を聴いてみようかな…。 でもその前にしばらくは『REFLECTION』、ヘビロテです。

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2015年6月 5日 (金)

Mr.Children 『REFLECTION {Naked}』発売 ~パッケージのインプレ

ミスチルのニューアルバム『REFLECTION』が発売されました。筆者は {Naked} を購入しました。今日は聴く時間が無いので、まずは外観、パッケージの感想だけ書きます。

正直言って、外観、パッケージだけ言うと、高い値段ほどの価値を感じません。箱は15(幅)×28.5(奥行)×6.5(高さ)cmというかなりの大きさで、何故か音楽CD{Drip}がそのまま入っています。市販の{Drip}と違うのはバーコードの有無くらいか?ハイレゾ音源目当てで{Naked}を買った筆者としては(映像DVDは別として)全くの無用です。縦長のフォトブックはビニールにくるまれていて、今後開ける事があるかどうかは不明です。

そして、箱の深さの半分を占める容積の大半はクッション材で、その中にUSBメモリが入っていました。デザインは、まぁそこそこ斬新だけど、でも驚くほどでもありません。

肝心の電子ファイルは、waveとmp3。ジャケット写真はTIFFやBMPではなく、謎の寸法の383×383ピクセルの、jpegファイル。
曲リストやライナーノーツに相当するテキストファイルはありません。mp3ファイルのタグから拾い出せという意味でしょうか…。

なぜ{Drip}を全23曲の2枚組にしなかったんでしょうね? 理由はどこかのWebサイトで見た気がしますが、それでも、曲順も{Naked}と違わせて間引かれた1枚モノにするほうが理屈に合わないなぁ、と思って読んだ気がします。

なんか文句ばっかり書きましたけど、その通り、手に触る商品としての“所有する喜び”は、あまり感じなかったというのが率直な感想です。

もちろん、本題は、中身、“音楽”。聴いたらまた感想を書きます。

さて、ハイレゾ音源はwav形式なので、タグ等はついていません。これをFLAC化したり、音楽CD2枚組(44.1KHz/16bitダウンコンバート)に加工したりする人も多いでしょう。そんな時は、XRECODE II を使いましょう。FLAC.exeは別途入手する必要がありますが、いずれもフリーでどこからかダウンロードできます。よくわからない人は、たくさんググって、勉強してみましょう。パソコンでこの記事を読んでくださった方々で、ハイレゾプレーヤーの操作がご存知な方は、すぐ解ると思います。

さーて筆者はこれからFLAC化です。手間はかかるけどこれもハイレゾ再生の為。

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